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サムシンググレート

命ということを考え始めると、非常に難しい問題にぶつかります。例えば人は60兆個の細胞で成り立っていることが分かっています。細胞はそれぞれ生きていることも分かっています。単細胞生物といわれる一個の細胞でも、意思を持って活動している生命体もあります。そこで難しいのは、人が死ぬと一つの命が失われたと考えるのか、又は60兆の生命が死んだと考えなければいけないのか、という事です。私もこの問題では色々と思考を繰り返していますが、未だに論理的な説明が出来ないでいます。
医学の進歩により心臓の移植が出来るようになりましたが、その際にドナー(臓器提供者)の記憶が同時に移植されるようである、との報告がなされています。これ等は一つの手がかりではないでしょうか。私の研究はこれ等の研究と関係があると思われますが、テーマとしては「生物はどの様にして地球上に生まれてきたか」という事です。 実験の段階では、顕微鏡下で生命の誕生と思われる映像はキャッチされていますが、その生物が果たしてDNAを持っているのか、生命体としての条件を満たすかという事になると、高度な実験と、未知の世界に関する高度な知識を学ばなければいけない、と考えています。

DNAの研究者として世界的な名声を得られている村上和雄先生にお会いした事があります。村上先生の持論は、「DNAこそ神が作り出されたもの(サムシンググレート)である」と位置づけておられました。確かにDNA程小さいのに超高度な作用の出来る物体は他に類が無いので、地球上に於けるその出現は正に驚異的なものです。多くの学者がDNAを人工的に作り出す方法を試みておられていますが、なかなか成功に至りません。粘土を薄くスライスして電子顕微鏡で観察すると、その構造はDNAの構造と非常に似通っていることから、「粘土に何らかの作用が加わることにより、偶然にDNAが誕生したのではないか」という説もあります。ただ、再現してDNAを作り出したわけではないので、一学説と考えられます。
私は村上先生に、「DNAは、ソマチッドが作り出したものと考えられます」と伝えました。そして、「ソマチッドを宇宙に誕生させたものが、サムシンググレートではないですか」と話をしたことがあります。
何年後に結論が出るのでしょうか。
福村一郎

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